映像クリエイターになりたいという方は、どの映像のことを言っているのでしょうか。また、映像作品というのは様々な方が関わって出来上がるものです。例えば、映像作品でなくてもテレビ番組を見れば分かりますよね。何気なく見ているテレビ番組なんかも、映像作品として流すためには様々な人が協力しています。番組終わりのテロップを見ても、監督・プロデューサー・ディレクター・音楽・音響・美術・構成作家・演者…など。これらが皆それぞれのパートでプロフェッショナルの仕事をすることで高レベルな映像作品が出来上がるのです。最近では、これにCGアニメーターが加わるケースも多くなっています。
最近の映像作品では、CGが使われているのは珍しくもなんともありません。特に、今では3DCGアニメーターが活躍しています。コンピューターソフトを利用して、キャラクターやオブジェクトをリアルに動かすのが3DCGアニメーターの仕事です。同じアニメーターでも従来のアニメーターは2Dのアニメーターです。これはイラスと分野に属し、完全に手書きで動きを再現していくので業界的には原画マンや動画マンとも呼ばれていますね。特に3DCGの分野では、人体モデルに対してアニメーションをつけることが多くあります。2Dのアニメーション概念では、恐らくマリオネットのようなかくかくした動きにしかならないでしょう。それは、足を動かす・手を動かすということにのみ終始しているからです。腕や足というものはそれぞれ独立して動くのではなく、骨と筋肉で繋がっている身体全体を使って動かしています。3DCGアニメーターには日ごろから動きについて観測する力が求められます。動きの性質を理解することで初めてその動きが再現できるのです。
技術的なものは学校で習うのがいいでしょう。個人の独学で修得できないということはありませんが、やはり最新の設備でプロから手ほどきを受けた方がスキルは身につきます。学校としては、日本で初めての工科系専門職大学の国際工科専門職大学などがいいでしょう。もちろん、映像も学べる大学です。国際工科専門職大学は専門職大学なので、実習が多いということと、卒業時に大卒相当の資格を取得できる点です。日本ではどうしても専門学校・短大卒は就職時に不利です。その点を克服することもできるので国際工科専門職大学がお勧めなのです。
映像クリエイターには様々な職種が絡みます。しかし、まだまだ新しい分野である3DCGアニメーターであれば、今後の需要も望め、まだまだ活躍の場が望めるはずです。