医師と一言で言っても専門とする科目は多種多様です。最も割合が高いのが一般内科医です。医師全体の約20%以上が、この一般内科医によって占められています。
全国どこででも必要とされる診療科目のため、求人数も多く、例えばドクタービジョンという医師求人・転職サイトで求人案件数を調べてみれば、その案件数の多さから内科医の需要が高いのも分かるかと思います。
内科系で多いのが次の3科目だといわれています。
・消化器内科
内科系においては一般内科の次に募集人数が多く、医療機関からも多くの求人が集まります。健診・人間ドック施設においては胸部や胃部レントゲン、心電図の読影が出来る医師が歓迎される傾向があります。また、上部・下部の内視鏡検査が出来ることが募集条件になっている場合が多いようです。プロフェッショナルとジェネラリスト、どちらの役割を期待されているのかを事前にチェックしておくといいかもしれませんね。
・呼吸器内科
急性期から慢性期まで全国的に人手不足となっており、特に常勤医に関しては需要が高まっています。比較的小規模な病院では一定以上の経験を持つ中堅の医師が求められる傾向にあります。逆に総合病院のような大規模な病院では、指導医・専門医・後期研修医が求められる傾向です。特に、療養型病院や在宅医療の分野における求人が多く、特に療養型病院や在宅医療の分野における求人が多く、東京や大阪などの大都市圏でも募集が増加してきています。
・神経内科
リハビリテーション病院や在宅医療施設において需要が増加しています。中~大規模病院での募集が多く、退院後のケアやリハビリができるなどの専門性を持っていると転職に有利に働きます。
内科医に期待されている役割は生活習慣病の予防やコントロール、がんの早期発見、日々の健康管理など多岐にわたります。市中病院だけではなく産業医や介護老人保健施設、訪問診療などで働く道もあります。当直なしの勤務が条件という病院も多く、沢山の求人から自分に合ったものを選べるため、時間や条件を柔軟に設定して働けるのも内科医のメリットです。